MUSHMANS 新越谷警備隊T-Shirts 第三弾のリリースです!
皆様こんにちは、MUSHMANS代表の藤田です!
先日は社員研修と称しましてFuji Rock 2018に行って参りました!
毎年社員研修と称して臨時休業をいただき、ああいったフェスに行くという理由をよく尋ねられます。
小売店の命とも言える週末の営業にも関わらず、比較的大きい売上を捨ててでも行くという事。
そして、ご来店を予定いただいていたお客様にも御迷惑をかけてでも行くという事。
私自身が相当の"好き者"であり"怠け者"と認識されているようでございますが(笑) 、まあそういった側面もあるかもしれませんがそれだけでは無いのです。
我々は"洋服を売る"という職業でございますが、私自身単に"洋服を売る"だけの仕事には興味がありません。
生活の中でもエンターテイメント性の高い"モノとコト"を洋服に付加し、それを提供していると思っております。
それには、様々なエンターテイメントに日常的に触れる機会が無ければなりません。
そして、それは中々願っても叶うことでも無い訳です。
ああいった日本でもトップレベルのエンターテイメントに年に一度でも、スタッフ全員で触れるという事。
そして、お客様をも巻き込んで楽しむという事。
店舗を休業させるには前もって業務に支障をきたさぬよう準備も必要ですし、これによって前後で歪が出てしまう事もございます。
そういったマイナスを負ってでも、得るプラスの多さを毎年感じている訳です。
真面目ぶって自己啓発本読んでるよりは、何千倍もの得るモノがあるという事です。
以前にもこういった内容で"言い訳"(笑) させていただきましたが、ここ最近もよく尋ねられますので再度私共の認識を表現させていただきました。
臨時休業前日に、来店を予定いただいていたお客様からご連絡があったりと、本当に御迷惑をお掛けして大変申し訳なく思っております。
ただ、こういった事を我々がしなくなったら、きっとその時は"ただ生地や革で洋服や靴の形をした物"を血眼で売っている、その辺の洋服屋と同じになってしまいます。
そうなった時はMUSHMANSが無くなる時だとも思っております。
どうかご理解いただきまして、今後も温かく見守っていただけますと幸いでございます。
それにしても、ボブ・ディランのステージは神々しかった。
あれを、日の落ちた始めた苗場で観る事ができた幸せを感じます。
24時間寝ずに遊んだ訳ですが、ただただ笑い続けていた一日でした。
ちょっとその様子を↓
悪巧み?
久々の"CHA AHENG" 相変わらずです(笑)
さて、ちょっと言い訳がましい文章が長くなってしまいましたが、本日の本題に入ろうかと思います。↓
"FLAT SEAMER Crew Neck T-Shirts"
2010年6月に"New Over Valley Guard (新 越 谷 警備隊)"のスタンププリントからスタートした、完全悪ノリ企画のT-Shirtsデザイン。
あれから実に8年が経過した新越谷警備隊T-Shirtsの第三弾を本日リリースいたします!
↓[新越谷警備隊T-Shirts 1st Model]
2010年6月9日にリリースされたモデル。
HIGH LIGHTさんのオリジナルブランド[AGRY]のT-Shirtsボディを使用し
1930年代のアンティークスタンプでデザインしたモデルでした。
当時のブログがありました→コチラをClick
そして↓[新越谷警備隊T-Shirts 2nd Model]
こちらは1stモデルが全てハンドプリントであった為に量産が難しく
さらにボディの数も限られていた為に、1stモデルのリリースから3ヶ月後に企画。
Two Moonとのコラボとなっており、デザインもTwo Moonさんにお願いしておりました。
こちらのデザインは息が長く、確認できただけでも6モデルのボディにこのデザインを
使用していた形跡がございます。
当時のブログがありました→コチラをClick
そして、最後にリリースした新越谷警備隊T-Shirtsから4年の歳月を経て
本日新たなデザインで甦ります。
あれは8年前、もうその記憶は断片的ではあるものの、確かMUSHMANSの飲み会時のこと
今では考えられないような、荒々しい酒の飲み方をしていた最中だったと思う。
"新越谷警備隊"
を組織しようって話から、T-Shirtsを作る事になったような・・?
そりゃ、完全な悪ノリで誰かが言い始めたコトだったんだけど
何故か皆、"新越谷警備隊"の語呂が気に入っちゃって(笑)
※第二弾のリリースブログで、その経緯についてのサワリを言及しております。※
そんな、少々荒々しかった時代のMUSHMANSで始まった企画だったから
そういった意味を込めたニューデザイン。
こちらが今作の新越谷警備隊T-Shirtsのデザインです↓
今回の第三弾では新越谷警備隊のロゴマークという設定でデザインを起こしました。
VULTURE(ヴァルチャ)=ハゲワシ(コンドル)が新越谷警備隊のキャラクターとして採用されております。
このVULTUREはハゲワシ(コンドル)を示す単語である他に、詐欺師だったり弱者に対し無慈悲な人を示す単語でもあります。
この忌み嫌われる猛禽をあえてキャラクターにした意味というものがございます。
このハゲワシというのは、イメージだけで思い描くと非常に凶暴な生き物と捉えられている場合が多いのですが、実は他の動物を殺傷する事が殆ど無い動物。 彼らは動物の死骸のみを食料としており、しかもその死骸肉1kgを1分で食べきるという早さ。
これによって死骸となった有機物の分解と再利用を助けている為、生態系の維持に不可欠な存在なのです。
そうです。
この世に必要の無い生物は存在していないのです。
それが死肉を貪る生物であっても、詐欺師であってもです。
実は結構深い意味を持った今回のデザイン。
デザインを担当したのは、スペインのアートデザイン会社である【LEVIATHAN】の代表デザイナー"Manel Lavey"氏によるもの。
彼とは4年前にMUSHMANS 5th Anniversaryのデザインで初めて仕事をして以来の付き合いであり、現在進行系で様々な企画での関わりを持っております。
彼の描く世界観に私自身も魅せられてしまい、私自身が彼のアートデザインのファンでもございます。
現状の日本では誰しもが知っているデザイナーとは言えませんが、スペインをはじめヨーロッパでは知られた存在であり、著名なミュージシャンのライブポスターやロックフェス、カスタムショー等のポスターデザインを担当しております。
【LEVIATHAN】"Manel Lavery"氏の作品には精巧なディテールと想像力に満ちたシナリオが溢れています。
しかし、彼の生み出すキャラクターから漂うダークな世界観は、我々を嫌悪と魅力に溢れる影の世界へと導きます
作品に引き込まれていくその旅路の中で、我々はその作品の表面上で知らされる内容以上に、深層心理に秘められた心の闇を
白日の下にさらされることになるでしょう…。
そしてそこには、【LEVIATHAN】作り上げた魅惑的な造物主(Manel Lavery)の、力強さが垣間見えることでしょう。
極一部ですが、LEVIATHANによるデザインのアーカイブです↓
【Foo Fighters】
ポーランド公演ポスター
【Azkena Rock Fes】
ポスター
※スペインのロックフェス※
【MUSE】
横浜アリーナ公演ポスター
【MUSHMANS】
5th Anniversary T-Shirtsデザイン
【MUSHMANS LEATHER】
ブランドロゴ、ラベルロゴ デザイン
【MUSHMANS MC】
カラーズデザイン
※MUSHMANSモーターサイクルクラブ用ロゴ※
上記はほんの一部ですので、LEVIATHAN"Manel Lavery"の作品はHPでも御覧いただけます。
コチラ→LEVIATHAN Co 公式ホームページ でじっくりとお楽しみ下さい。
それでは、新越谷警備隊の経緯とデザインに関して簡単な説明が終わりましたので
今回のT-Shirtsをご紹介いたしましょう。
[OFF WHITE]
[BLACK]
[OFF WHITE]
[BLACK]
[MOKU-GRAY]
昔ながらのシルクスクリーン方式を採用し、ハーフラバープリントを施しております。
シルクスクリーンプリントとは、色毎に版下を製作し、それぞれの色毎(版下毎)に刷っていくプリント方式のことです。
最近のインクジェット式プリント等と比べると、コスト面でも作業効率の面でも劣るのがシルクスクリーンプリント。
しかもプリントする為の機材も巨大な為、比較的大きい規模のプリント工場でないと採用できません。
しかしながら、一色ずつ刷っている事での不安定感が味わい深く、インクの滲み感などはインクジェットプリントでは達成できない独特のオーラを生み出します。
[OFF WHITE]
[BLACK]
[MOKU-GRAY]
前面にはワンポイントでのプリント等も一切ございませんので、シャツ等を羽織った際には無地T-Shirtsに見える仕様にしております。
人体が着用した際の背面のプリントを御覧いただきますと、そのボリュームを感じていただける事でしょう。
プリントの発色に関しましても、比較的落ち着いたトーンに抑えてありますので超大判プリントでありつつも、プリントが主張し過ぎるという事がございませんので、自然にコーディネートしていただけますね。
ここのところ、プリントT-Shirtsから離れておりまして、MUSHMANSのセレクトT-Shirtsラインナップにも殆どありませんでした。 しかし、この異常に暑い夏の影響もあってかプリントT-Shirtsを着たいという気運が高まってきているのは事実。
勿論、プリントだけではなくボディにも拘りを感じていただける事と思いますので、是非お試し下さいませ。
"FLAT SEAMER Crew Neck T-Shirts"
これで貴方も新越谷警備隊の一員です。
- MUSHMANS Original Items
- comments(0)
- posted at 10:37