2016.03.30 Wednesday
渡米 No.2
皆様こんにちはMUSHMANS代表の藤田です
本日はアメリカ弾丸出張2日目の様子をご覧いただきます。
ここからが本題という事で、画像の量も過去最大
それでは、ご覧下さい
二日目の朝。
雲はあれど、清々しい青空が気持イイ。
朝イチから、今回の出張の本質に迫る。
ここである。
MUSHMANSでは、もはやお馴染みのBOOTS BRANDである"Nick's Boots"
何故、何十時間もかけてここまで来たのか?って。
そりゃ、未だ納品されていないお客様のオーダー分があるからですよ。
作り込み・履き心地・スタイリング
どれをとっても"過去最高"と個人的に思っているブーツブランドである"Nick's Boots"
であるが、、いかんせん納期が遅い。
ならば、現地へ飛んでどーなってんの?と、この目で見て、状況を確認したいと思うのが当然。
そして、幸運にも それが許されたというわけである。
Nick's Show Room
遂に舞い降りてしまった。
そして、挨拶もそこそこに本題へ入ります。
大変長らく、長らく、長らくお待たせいたしております。
"エンジニアブーツ"
この場をおかりして、現在のエンジニアブーツ進行状況をお知らせいたします。
まず、こちらはエンジニアブーツのラストです。
見ての通り新品のラスト。
実は皆様からオーダーいただきましたエンジニアブーツですが
ラストとパターンに重大な欠陥を抱えていたようです。
生産中(特に完成時に木型を抜く作業中)に、アッパーがパンクするという欠陥でした。
そのため、新型のラストを開発し新たなパターンを製作する事になりました。
そして、我々が現地に到着する前日?と言っていたかな?
に、新型のラストがNick'sに届いたという事で、この新品ラストにつながります。
「本当かよ?蕎麦屋みてーじゃねーか!」
と言いつつ、裏側を見てみると 本当に使われた形跡が無いので
新型ラストが最近完成したというのは事実のようです。
ただ、問題は新型のラストになってフィッティングが変わってしまう事。
Nick's Boots側では、フィッティングに変わりは無いとの事でありましたが
非常に心配であった為、お客様からのオーダー分を製作する前に
私のサイズで一足仕上げ、私がサイズ感を確かめた後にGoを出す。
という事に決まりました。
私はNick'sエンジニアを一年以上履いておりますので、履き比べれば もし違いがあった場合に解ります。
という事でございます。
エンジニアブーツをオーダーいただいておりますお客様。
本当に申し訳ありませんが、今しばらくお待ち下さい。
何にしても良い物をお渡ししたいが為です。慎重すぎるのでは?と言われる方もいらっしゃいますが
ここは急いで仕上げてしまうのではなく、しっかりと確認をしてから満を持して生産に入りたいと思います。
ひとつ、エンジニアをオーダーいただいている皆様がおおらかな気持でお待ちいただけているのが
何よりの救いでございます。
私は納期に関してカリカリしておりますが、逆にお客様になだめられる事しばしば。
物事全てに余裕を持たれている方が多い。
本当にありがとうございます。
ただし、私は仕事でございますので納期に関しては今後もカリカリさせていただきますが。
そして、今後の納期についてや、現在の工場が抱える問題点など
現地に行ったからこそ聞ける話や、議論。
そして、今後の企画事とスペシャルアイテムの話。
数時間に及ぶ打ち合わせ。
まだまだ擦り合わせなければならない事項山積みという事で
今回はビジネスランチにしましょう。となりました。
「サンドウィッチだけど何がイイ?」
アメリカに着いてから、ずーっとヘヴィーな食べ物が続いたので正直ライトなサンドウィッチは
嬉しい限り。
「じゃあハムサンド」
で届いたのが
あ、アメリカだったんだ。忘れてた。
超巨大なサンドウィッチ。
全くライトではない。
極めて美味しいんですよ、本当にお世辞抜きで。
ただ、日本で甘やかされている内蔵にはヘヴィーなんですね。この食生活は(笑)
ある程度打ち合わせも完了し。
続いて工場の視察です。
"裁断場"
オーダーに合わせて、裁断を行います。
エア圧で裁断を行っております。
こちらはアッパーの縫製。
"製甲場"
ヘッドフォンで音楽を聴きながらな所がアメリカ。
ただし、彼女すさまじく手際良し。
写真を撮り始めたらマスク取ってくれたし。
すさまじい数のラスト。
"木型保管庫"
まだまだある。
さらにもっと。
中底のクセ付け場。
NFPA用ブーツのアッパーは、こうやって水に漬けてからつりこむ。
かなりヘヴィーなマテリアルを使用するからであろう。
つりこみ作業。
ハンドソーン。
部材の数々。
マッケイのマシン。
なんでマッケイやってんの?と思ったが
Fire Trooperなんかはマッケイステッチダウンなんですね。
アイテムによって、若干製法を変えております。
おなじみのRAPID E
出し縫い用のヴィンテージマシンです。
コレ、かなりの台数保有していらっしゃいます。
画になる男。
Nick's ってコバの染料がアッパーにはみ出してんだよな・・って
これが原因だ(笑)
マスキング無し、歯ブラシみたいなので着色。
黒アッパーなら良いけど、これブラウンにやられると泣けますよね。
マスキングして下さいとお願いしておきました。
男らしい。
ここまでサラッとファクトリーの画像を掲載しましたが
アメリカのワークブーツ工場らしく、良いアジを醸しておりますね。
しかしながら、手狭な感じが否めない。
さらに、各セクションの配置が入り組んでいて効率が悪そう。
と、率直に感じた方もいらっしゃいますよね?
私も感じました。
そして、Nick'sのスタッフ達も同じ。
ですので
スポーケンの街を15分ほど移動し
おお!!
「COMING SOON!」
そうなんです!只今絶賛 Nick's Boots 新社屋&新工場建設中!!
これは現状の規模の数倍になりますね!
画像左の人物がNick's Bootsのプレジデント。
社長直々に新社屋を案内いただきました。
オフィスもショールームもファクトリーも大きくなります!
Nick's Bootsの今後はかなり期待出来そうですよ!
という事で、再度現在のファクトリーに戻りウロウロさせていただく事数時間。
NICK'Sに到着してから、ずっと気になっていた このボロボロのブーツ達。
いたるところに。
こうやって、下げ札が取り付けられ並べられております。
数えたわけではありませんが、数百足?
物凄い数です。
実はこちら、アメリカでの森林火災における消防士達のブーツ。
森林火災シーズンが間近に迫り、彼らのブーツリペアが大量に入っているようです。
NFPA(National Fire Protection Association )
の公認ブーツとしてリリースされている【HOT SHOT】や【FIRE TROOPER】がソレ。
NICK'S BOOTS/ニックス ブーツ
【HOT SHOT 25V2 NFPA】
NICK'S BOOTS/ニックスブーツ
【FIRE TROOPER FT10 NFPA】
NICK'S BOOTSと言えば、各々の趣向で様々なカスタムが可能という所が醍醐味。
とも言えますが、やはり本来の堅牢さや生い立ちといった部分で言いますと
一度は、このNFPA公認モデルを所有しておきたくなるのが男の子。
NICK'S BOOTSがNFPA仕様として通常ストックをしているモデルが上記の仕様。
自分だけのオリジナルカスタムモデルも勿論魅力的ではありますが
ある程度色々なモデルをオーダーした事のあるブーツマイスター達は
NICK'Sが自信を持ってNFPA公認を取得したモデルを所有したくなりますよね。
リペア待ちしている数々のブーツと同様な、いい意味で本当に使い尽くされたエイジングまで
履きこんでみたくなるものです。
という事で、憧れだった現地での採寸。
※勿論いつもやっている事と何ら変わりないですが、現地スタッフに採寸してもらうという所に意味があります※
しっかりと採寸していただき、採寸方法も確認。
いつもと変わらぬ採寸結果が出ました。
サイズの選び方、そして履き慣らし方について熱く語るセールスのゲイリー氏。
彼のブーツに対する愛情を強く感じます。
結局二足オーダー(笑)
持って帰れないので、後日送ってもらうことにしました。
現在その時にオーダーした二足はMUSHMANSに到着し、履き込みを開始しました。
NFPAモデルに関しては、化粧箱に"NAFPA"のスタンプが捺印されます。
オイルドレザーのBLACK、ラフアウトとスムースのコンビネーション。
傷の入りやすいToeとHeelをラフアウトにし、シャフトをスムースレザーにするといった
命を掛けたファイヤーファイター達の為に開発されたオフィシャルモデル。
MUSHMANS店頭にございますので、現物をご覧下さいませ!
そして、是非貴方のコレクションに加えていただきたい。
という事で、念願の採寸もしてもらい。
工場も全て見せてもらい。
納期遅れの分の話も数時間に渡って実施し。
スペシャルアイテムの話も纏まり。
今シーズンの別注アイテムの話も纏まったところで。。。。
既に夕刻。
殆どNICK'S社の定時労働と同じ位の時間を過ごしてしまいました。
今晩のホテルはシアトル・・・。
前回のブログでアップしたGUN SHOPにも行きたいし・・。
全てにおいて弾丸です。
左から セールス"GARY SCOTT"・俺・プレジデント"STEVE MOWE"・生産管理"JULIE UENO"
まとめ
今回の訪問では、主に納期に関しての問題事項を中心に今後の取り組みについて議論しました。
NICK'S BOOTSは、上記画像右に写る上野ジュリー氏を迎え、生産の効率化を進めようとしております。
伝統的な製法はそのままに、無駄を排除し効率化を進めます。
ジュリー氏はトヨタ自動車の生産方式を研究して編み出された"リーン生産方式"に対する造詣が深く
前職である大手自動車メーカーにおいても、リーン生産方式に基いた生産効率改善に尽力された功績があります。
また、お名前の通り日本語が通常使用可能で、非常にコミュニケーションが取りやすい状態になりました。
今後、新社屋に生産背景を移し、さらに効率化が進めば 高い次元の品質が維持され
さらに長くかかっていた納期も短縮されるはずです。
実際に訪問して感じた事としては、今現在彼らは変化の過程にあります。
新社屋への引越しが間近に迫り、様々なトライ&エラーで"カイゼン"に進んでいるようです。
これからきっと、同じ街にあるトップワークブーツブランドを超えるブランドになってくれる事でしょう。
後ろ向きな姿勢で、この納期状況ならば ひと暴れしてやろうと思って訪問しましたが
そんな事を思っていたのが恥ずかしい程に、彼らは前を向いて物作りをしていました。
だから、今はちょっとお時間をいただきます。
エンジニアブーツ・その他お時間の掛かっているオーダー商品、かなり沢山ございます・・。
即ち、沢山のお客様にお待ちいただいている状況ではございますが
今しばらく、お待ち下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
彼らは、きっと素晴らしいブーツを届けてくれます。
NICK'S BOOTS カチ込み
弾丸アメリカ出張
〜完〜
本日はアメリカ弾丸出張2日目の様子をご覧いただきます。
ここからが本題という事で、画像の量も過去最大
それでは、ご覧下さい
二日目の朝。
雲はあれど、清々しい青空が気持イイ。
朝イチから、今回の出張の本質に迫る。
ここである。
MUSHMANSでは、もはやお馴染みのBOOTS BRANDである"Nick's Boots"
何故、何十時間もかけてここまで来たのか?って。
そりゃ、未だ納品されていないお客様のオーダー分があるからですよ。
作り込み・履き心地・スタイリング
どれをとっても"過去最高"と個人的に思っているブーツブランドである"Nick's Boots"
であるが、、いかんせん納期が遅い。
ならば、現地へ飛んでどーなってんの?と、この目で見て、状況を確認したいと思うのが当然。
そして、幸運にも それが許されたというわけである。
Nick's Show Room
遂に舞い降りてしまった。
そして、挨拶もそこそこに本題へ入ります。
大変長らく、長らく、長らくお待たせいたしております。
"エンジニアブーツ"
この場をおかりして、現在のエンジニアブーツ進行状況をお知らせいたします。
まず、こちらはエンジニアブーツのラストです。
見ての通り新品のラスト。
実は皆様からオーダーいただきましたエンジニアブーツですが
ラストとパターンに重大な欠陥を抱えていたようです。
生産中(特に完成時に木型を抜く作業中)に、アッパーがパンクするという欠陥でした。
そのため、新型のラストを開発し新たなパターンを製作する事になりました。
そして、我々が現地に到着する前日?と言っていたかな?
に、新型のラストがNick'sに届いたという事で、この新品ラストにつながります。
「本当かよ?蕎麦屋みてーじゃねーか!」
と言いつつ、裏側を見てみると 本当に使われた形跡が無いので
新型ラストが最近完成したというのは事実のようです。
ただ、問題は新型のラストになってフィッティングが変わってしまう事。
Nick's Boots側では、フィッティングに変わりは無いとの事でありましたが
非常に心配であった為、お客様からのオーダー分を製作する前に
私のサイズで一足仕上げ、私がサイズ感を確かめた後にGoを出す。
という事に決まりました。
私はNick'sエンジニアを一年以上履いておりますので、履き比べれば もし違いがあった場合に解ります。
という事でございます。
エンジニアブーツをオーダーいただいておりますお客様。
本当に申し訳ありませんが、今しばらくお待ち下さい。
何にしても良い物をお渡ししたいが為です。慎重すぎるのでは?と言われる方もいらっしゃいますが
ここは急いで仕上げてしまうのではなく、しっかりと確認をしてから満を持して生産に入りたいと思います。
ひとつ、エンジニアをオーダーいただいている皆様がおおらかな気持でお待ちいただけているのが
何よりの救いでございます。
私は納期に関してカリカリしておりますが、逆にお客様になだめられる事しばしば。
物事全てに余裕を持たれている方が多い。
本当にありがとうございます。
ただし、私は仕事でございますので納期に関しては今後もカリカリさせていただきますが。
そして、今後の納期についてや、現在の工場が抱える問題点など
現地に行ったからこそ聞ける話や、議論。
そして、今後の企画事とスペシャルアイテムの話。
数時間に及ぶ打ち合わせ。
まだまだ擦り合わせなければならない事項山積みという事で
今回はビジネスランチにしましょう。となりました。
「サンドウィッチだけど何がイイ?」
アメリカに着いてから、ずーっとヘヴィーな食べ物が続いたので正直ライトなサンドウィッチは
嬉しい限り。
「じゃあハムサンド」
で届いたのが
あ、アメリカだったんだ。忘れてた。
超巨大なサンドウィッチ。
全くライトではない。
極めて美味しいんですよ、本当にお世辞抜きで。
ただ、日本で甘やかされている内蔵にはヘヴィーなんですね。この食生活は(笑)
ある程度打ち合わせも完了し。
続いて工場の視察です。
"裁断場"
オーダーに合わせて、裁断を行います。
エア圧で裁断を行っております。
こちらはアッパーの縫製。
"製甲場"
ヘッドフォンで音楽を聴きながらな所がアメリカ。
ただし、彼女すさまじく手際良し。
写真を撮り始めたらマスク取ってくれたし。
すさまじい数のラスト。
"木型保管庫"
まだまだある。
さらにもっと。
中底のクセ付け場。
NFPA用ブーツのアッパーは、こうやって水に漬けてからつりこむ。
かなりヘヴィーなマテリアルを使用するからであろう。
つりこみ作業。
ハンドソーン。
部材の数々。
マッケイのマシン。
なんでマッケイやってんの?と思ったが
Fire Trooperなんかはマッケイステッチダウンなんですね。
アイテムによって、若干製法を変えております。
おなじみのRAPID E
出し縫い用のヴィンテージマシンです。
コレ、かなりの台数保有していらっしゃいます。
画になる男。
Nick's ってコバの染料がアッパーにはみ出してんだよな・・って
これが原因だ(笑)
マスキング無し、歯ブラシみたいなので着色。
黒アッパーなら良いけど、これブラウンにやられると泣けますよね。
マスキングして下さいとお願いしておきました。
男らしい。
ここまでサラッとファクトリーの画像を掲載しましたが
アメリカのワークブーツ工場らしく、良いアジを醸しておりますね。
しかしながら、手狭な感じが否めない。
さらに、各セクションの配置が入り組んでいて効率が悪そう。
と、率直に感じた方もいらっしゃいますよね?
私も感じました。
そして、Nick'sのスタッフ達も同じ。
ですので
スポーケンの街を15分ほど移動し
おお!!
「COMING SOON!」
そうなんです!只今絶賛 Nick's Boots 新社屋&新工場建設中!!
これは現状の規模の数倍になりますね!
画像左の人物がNick's Bootsのプレジデント。
社長直々に新社屋を案内いただきました。
オフィスもショールームもファクトリーも大きくなります!
Nick's Bootsの今後はかなり期待出来そうですよ!
という事で、再度現在のファクトリーに戻りウロウロさせていただく事数時間。
NICK'Sに到着してから、ずっと気になっていた このボロボロのブーツ達。
いたるところに。
こうやって、下げ札が取り付けられ並べられております。
数えたわけではありませんが、数百足?
物凄い数です。
実はこちら、アメリカでの森林火災における消防士達のブーツ。
森林火災シーズンが間近に迫り、彼らのブーツリペアが大量に入っているようです。
NFPA(National Fire Protection Association )
の公認ブーツとしてリリースされている【HOT SHOT】や【FIRE TROOPER】がソレ。
NICK'S BOOTS/ニックス ブーツ
【HOT SHOT 25V2 NFPA】
NICK'S BOOTS/ニックスブーツ
【FIRE TROOPER FT10 NFPA】
NICK'S BOOTSと言えば、各々の趣向で様々なカスタムが可能という所が醍醐味。
とも言えますが、やはり本来の堅牢さや生い立ちといった部分で言いますと
一度は、このNFPA公認モデルを所有しておきたくなるのが男の子。
NICK'S BOOTSがNFPA仕様として通常ストックをしているモデルが上記の仕様。
自分だけのオリジナルカスタムモデルも勿論魅力的ではありますが
ある程度色々なモデルをオーダーした事のあるブーツマイスター達は
NICK'Sが自信を持ってNFPA公認を取得したモデルを所有したくなりますよね。
リペア待ちしている数々のブーツと同様な、いい意味で本当に使い尽くされたエイジングまで
履きこんでみたくなるものです。
という事で、憧れだった現地での採寸。
※勿論いつもやっている事と何ら変わりないですが、現地スタッフに採寸してもらうという所に意味があります※
しっかりと採寸していただき、採寸方法も確認。
いつもと変わらぬ採寸結果が出ました。
サイズの選び方、そして履き慣らし方について熱く語るセールスのゲイリー氏。
彼のブーツに対する愛情を強く感じます。
結局二足オーダー(笑)
持って帰れないので、後日送ってもらうことにしました。
現在その時にオーダーした二足はMUSHMANSに到着し、履き込みを開始しました。
NFPAモデルに関しては、化粧箱に"NAFPA"のスタンプが捺印されます。
オイルドレザーのBLACK、ラフアウトとスムースのコンビネーション。
傷の入りやすいToeとHeelをラフアウトにし、シャフトをスムースレザーにするといった
命を掛けたファイヤーファイター達の為に開発されたオフィシャルモデル。
MUSHMANS店頭にございますので、現物をご覧下さいませ!
そして、是非貴方のコレクションに加えていただきたい。
という事で、念願の採寸もしてもらい。
工場も全て見せてもらい。
納期遅れの分の話も数時間に渡って実施し。
スペシャルアイテムの話も纏まり。
今シーズンの別注アイテムの話も纏まったところで。。。。
既に夕刻。
殆どNICK'S社の定時労働と同じ位の時間を過ごしてしまいました。
今晩のホテルはシアトル・・・。
前回のブログでアップしたGUN SHOPにも行きたいし・・。
全てにおいて弾丸です。
左から セールス"GARY SCOTT"・俺・プレジデント"STEVE MOWE"・生産管理"JULIE UENO"
まとめ
今回の訪問では、主に納期に関しての問題事項を中心に今後の取り組みについて議論しました。
NICK'S BOOTSは、上記画像右に写る上野ジュリー氏を迎え、生産の効率化を進めようとしております。
伝統的な製法はそのままに、無駄を排除し効率化を進めます。
ジュリー氏はトヨタ自動車の生産方式を研究して編み出された"リーン生産方式"に対する造詣が深く
前職である大手自動車メーカーにおいても、リーン生産方式に基いた生産効率改善に尽力された功績があります。
また、お名前の通り日本語が通常使用可能で、非常にコミュニケーションが取りやすい状態になりました。
今後、新社屋に生産背景を移し、さらに効率化が進めば 高い次元の品質が維持され
さらに長くかかっていた納期も短縮されるはずです。
実際に訪問して感じた事としては、今現在彼らは変化の過程にあります。
新社屋への引越しが間近に迫り、様々なトライ&エラーで"カイゼン"に進んでいるようです。
これからきっと、同じ街にあるトップワークブーツブランドを超えるブランドになってくれる事でしょう。
後ろ向きな姿勢で、この納期状況ならば ひと暴れしてやろうと思って訪問しましたが
そんな事を思っていたのが恥ずかしい程に、彼らは前を向いて物作りをしていました。
だから、今はちょっとお時間をいただきます。
エンジニアブーツ・その他お時間の掛かっているオーダー商品、かなり沢山ございます・・。
即ち、沢山のお客様にお待ちいただいている状況ではございますが
今しばらく、お待ち下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
彼らは、きっと素晴らしいブーツを届けてくれます。
NICK'S BOOTS カチ込み
弾丸アメリカ出張
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