新たな挑戦。
BRAIN TRUSTブランドとADJUSTABLE COSTUMEによる
ダブルネームアイテムの登場です。
優れたプランナーによって企画が生まれ
優秀な職人によって、それが形になる。
形になったモノ、それが数十年をかけて愛されること。
それをもって完成とする。
ADJUSTABLE COSTUME
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BRAIN TRUST
Collaboration Items
今回、優れたプランナー"ADJUSTABLE COSTUME"代表 小高氏によって発案された企画のアイテムが以下。
・Gladstone Bag
ADJUSTABLE COSTUME
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BRAIN TRUST
"GradStone Bag"
126,000yen with out tax
1882年このBAGの元となる物が誕生する。
「ウィリアム・E・グラッドストーン」 当時の英国首相。
彼は、英国紳士より絶大なる支持を受け二期目の首相に就任した。
この当時、世界で最も多忙であったであろう人物グラッドストーン氏、氏の使う旅行用バッグがまさにここに紹介する"Grad Stone Bag"であった。
最も特徴的である、鞄の開口部。
当時の旅行といえば、現代のように手軽に海外へ飛べる時代でも無い、船による航海は時間のかかるものである。
もちろん荷物もそれに応じて多くなるわけで、収納力と使い勝手、さらには物自体の強靭さが求められる。
当時の鞄職人は、様々なパターンを考えたのであろう、考えた挙句の答えがこの開口部である。
鞄自体の強度を備え、収納力と使い勝手を追求。
そして出た結果は、シンプルな物であったのだ。
開口部に使用される口金は、通常のがま口タイプとは異なる、平行に口が開く形状となっている。
この形状は日本国内のパーツメーカーでは発見されず、イタリアにて調達をした部材。
いい意味で適当な作りが、このフォルムを生んでいるといっても過言ではない。
メタルパーツに、手縫いにて仕上げられたレザーハンドルをセットし、非常に重厚なオーラを付加している。
また、特徴的なレザーマテリアルは、同イタリアのタンナー"ワルピエ社"の新作レザー『ドラーロ』と呼ばれるステアハイドを使用。
独特のシボと、レザーのコシはまさにこのBAGを製作するに相応しいマテリアルである。
BAGの内部構造は?と言うと。
まさに航海用のBAG。
男くさい一枚革作りになっている。。。と見せかけて、ここでもひと手間は忘れていない。
鞄の雰囲気と総重量を考慮して、ライニングは装着せずにここは革一枚でいきたいところである。
マテリアル自体は厚みがしっかりしているものの、やはりこの容量をいっぱいに使ってしまうと型崩れが起こってしまうものである。ヴィンテージのそれも、ほとんどが原型をとどめていない。どうするか?・・・
一度銀面側と床革に革自体を二分割、その間に芯材を挿入しステッチにて縫合する。
これによって、一枚革のような荒々しさと総重量の軽さを手に入れた。
とにかく手間のかかる手法。
荒々しさを追求しても、もちろん完成度の高さも追求します。
美しく磨きこまれたコバ部分。
このBAG、エッジがとても多いためコバ磨きを実施する部分が非常に多い。。。
それでも、キモとなる部分であるからこそ、このコバを仕上げる労力を惜しんではなりません。
男らしさ、紳士らしさ。
それは細かい部分をいかにキッチリとした所作が出来るか。といったところだろうか?
男らしく、紳士らしい人間ほど字が上手いものであると私は思っている。
長めに設定したストラップは上記のように、スプリングコートなどをちょっと纏めて持ち歩く時にも便利なものです。
少しお洒落して出かける旅行や、出張の多い現代におけるグラッドストーン氏に活用いただきたい逸品の誕生です。
10年、20年・・・いや修理しながら100年でも、長い年月をかけて愛して欲しいプロダクツ。
ADJUSTABLE COSTUME
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BRAIN TRUST
"GradStone Bag"
こちらの製品は、受注生産となっております。
選べるレザーは3色。
キャメル/ブラック/ブラウン
上記でご紹介したカラーが『ブラック』
こちらのカラーがキャメル。
ダークブラウンは作り次第UPいたします。
ご興味のございますお客様は、お近くのADJUSTABLE COSTUME取り扱い店舗、若しくはMUSHMANSにお問い合わせ下さい。
サンプルのお貸し出しも行っておりますので、どうぞお気軽に。
次回もADJUSTABLE COSTUME×BRAIN TRUSTアイテムをご紹介いたします。